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トータルリペア猫の手の石川です。
今回ご紹介するのは、モケットシートのタバコの焦げ穴です。
先にご説明をしておくと、モケットシートの補修に対しては、柄物や模様の再現がレザーシートや内張りのプラスチック部位等の補修に比べると、再現度が低くなってしまうのが特徴です。
また、耐久性も素材の観点から、レザーシートやプラスチック部位に比べると低いです。
だからと言って、すぐ外れたり捲れたりすることは無いのですが、モケット・布素材のシートは交換の費用は元々の素材が安いという事もあり、補修の価格も低く設定してあります。
見た目の完成度が低くなる理由としては、レザーシート等の表面が平面なのに対して、布・モケット素材のシートは毛がワサワサと毛羽立っているので、見る場所・角度によって光の見え方や色に違いが出てきてしまうのです。
これを【方向変色】と言います。どうしても、毛羽立っている所が光を乱反射する様に受け止めてしまい、人間の目で見ても違いが分かりやすくなってしまうという事です。
モケットシートの補修をするのは、主に
「タバコの焦げ穴があるけど、見た目が悪い」
「焦げ穴が座面にあるけど、座り心地が気になるから、穴埋めをして何とかしたい」
といった補修がメインとなってきます。
可能な限り綺麗に補修は致しますが、傷の大きさや状態によっては、完成度は低い状態でのお渡しになる場合がございます。
施工前にはしっかりとご説明致しますので、お気軽にお問合せください。
それでは、今回施工の傷を確認して頂きましょう。
傷はコチラ👇
タバコの焦げ穴です。
まだ表面だけがコゲている状態で、中のスポンジまでは焦げていません。
中のスポンジまで焦げていたりすると、より再現度や耐久性が難しい事になってきます。
(もしその場合でも、可能な限り綺麗に施工をして、表面には摩擦抵抗を無くし耐久性を保つためのコーティングをする等を施しますので、ご相談ください)
それでは補修後がコチラです👇
モケットシートの補修に関しては、この補修をした後の部分が少しボヤけたり触感が違う仕上がりになってしまうのが基本となります。
なので、施工前にはしっかりとご説明をしてあります。
タバコの焦げ穴があったシートよりは、この補修後のシートの方が良いのは一目瞭然ですが、再現度が低くなってしまう分、リペアのお値段もレザーシート等に比べると低くなっていますので、ご検討をしてみてはいかがでしょうか?